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おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ところで皆様、「松花堂弁当」と「幕の内弁当」の違いってご存知ですか。
伝統的なお弁当である「松花堂弁当」と「幕の内弁当」は、どちらも少量ずついろいろなおかずを食べることができるお弁当なので、よく混同されがちです。
しかし、発祥や中身、盛り付け方などに大きな違いがあります。ここからは、松花堂弁当と幕の内弁当の違いについて解説します。
発祥・由来の違い
幕の内弁当の発祥にはいくつかの説があります。江戸時代の中期頃、芝居を見に来ていたお客さんが芝居の合間(幕内)に出されたことから、幕の内と呼ばれるようになったという説が有力です。
そのほか、戦場の陣幕内で食べたのが始まりという説や、芝居興行のときに役者が幕の内側で食べていたという説もあります。
江戸時代後期には庶民にも普及し、今のような形のご飯と数種類のおかずを詰めたものが売り出されるようになりました。
お弁当の中身の違い
幕の内弁当のごはんは、白米に梅干しと黒ごまがのっています。もともと、俵型のおにぎりを詰めるのが一般的でしたが、現在は俵型になるように型押しされている場合がほとんどです。
おかずは、焼き魚や卵焼き、漬物など、汁気のないものを詰め合わせます。なお、江戸時代は貴重とされていた魚や卵などの具材が入っていたことから、庶民の間でも大変人気だったようです。
一方、懐石料理として作られた松花堂弁当は十字に仕切られているため、汁気のあるおかずや汁物などが入っている場合もあります。
盛り付け方の違い
幕の内弁当は、江戸時代は庶民の間で愛され、現在もコンビニやお弁当屋さんで売られています。さまざまなおかずが少量ずつ入っていて食べやすいので、お花見や運動会、遠足などの行楽シーンに適しています。
一方、懐石料理の流れから生まれた格式高い松花堂弁当は、十字の枠に小皿を入れて盛り付けるのが特徴です。味はもちろん、色味や分量などに気を配り、美しく配置されています。松花堂弁当は懐石料理の流れを汲むものなので、お祝いの席やおもてなしに適しています。
幕の内弁当のように手軽に食べるのではなく、ゆっくりと時間をかけて味わう料理といえるでしょう。
松花堂弁当は懐石料理としても出されるお弁当だった!
松花堂弁当は、十字に仕切られた器を使った料理で、お茶会の懐石料理として用いられています。味はもちろん見た目でも高級感を楽しめるお弁当です。
一方、幕の内弁当は芝居の休憩時間に食べられていたお弁当で、短時間で手軽に食べられるようおにぎりと汁気の少ないおかずが入っています。
このように、汁気がないおかずを使用している幕の内弁当と、汁物が添えられることもある松花堂弁当には大きな違いがあります。
幕の内弁当との違いや特徴を理解して、松花堂弁当も楽しんでみてはいかがでしょうか。
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